切断したってこんなことができる

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運動の必要性

[2012/12/29] 

それなりに歳をとると、義足を使ってない人と同じで、健康を維持するには、我々もほどほどの運動が必要みたいです。
メタボ対策、腰痛防止、免疫力の維持(風邪ひかない)、こんな目的。
都会の人は車いすバスケットとかスポーツやって友達が増えたら理想的。

簡単な筋トレだったら、誰でもできそうです。
有酸素運動が難しい。一番簡単にできることは水泳でしょう。しかし、身近に市民プールでもないと、ジムなんて通うとお金がかかります。今のところ、日常的には階段の上り下り、週末には山歩きが一番手軽な気がしてますが、なかなか毎週出かける訳にもいかないですね。


そのうち私のやってる筋トレなどを紹介していきたいと思います。激しいウエイトトレーニングではなくて、女性向けのダイエット体操が良い気がしています。

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山登り

[2013/2/10] 

まずは動画から
ロフストランドクラッチを使って山登り
http://youtu.be/lVQ_sGmmY-I

危ないところはロフストランドクラッチなし
http://youtu.be/kIR5SE37Hgw

雪道編(おまけ)「良い子はマネしないでね」
http://youtu.be/HFMhaTNzlEI


義足を外して登山もできます
https://www.youtube.com/watch?v=kAk01M6HRZc

切断以来、山登りなんて無理!だと思ってトライしなかったことをとても後悔してます。
両方の松葉杖か、ロフストランドクラッチさえあれば、ソケットが合わなくて困っている人でもできる運動に違いない。

両足ある人にとってはハイキングにもならない道でも我々にとっては十分に大変な挑戦であって、とても良い有酸素運動になります。そして自分が主役になれます。
お住まいの街に市営プールなどの運動施設がない大腿義足使用者には一番おすすめできるスポーツでしょう。

相手は自然ですので、あなどってはいけません。また、我々はバランスが悪いので、転倒しないように慎重に歩くことが大切です。本当に危ない!

まずは、近くの公園の階段などから始めて、行けそうなら、少しずつ高い丘、高い山に行ってみましょう。

義足利用者ならではの登り方(杖の選択など)
@一般の登山者が使う杖を使う場合
ソケットの適合性が良い人は、一般の登山者と同じ杖で登れるようです。
確かに、この杖の方が上りの時に有効です。
一方、下り、平坦な道では、ソケットと健側にそれなりに負担がやってきます。

A左右ロフストランドクラッチを使って登る
私の場合これ。ソケットと健側への負担が少ない。
万が一、義足にアクシデントが起きてもなんとかなります。

B義足を外して、左右ロフストランドクラッチで登る
その解放感は最高なんですが、両腕の負担が大きいのでトレーニングしないと距離が稼げません。

C左右松葉杖
大先輩の横田貞雄さんは、松葉杖に片足に下駄です。
そうか、松葉杖なら脇の下でも体重を支えられる。
是非、読みましょう。登山の本としても面白く、ためになります。
『松葉杖登山40年/横田貞雄著』(1974年/信濃路)

いよいよ山へ
登山道に行く場合は、できれば登山に詳しい人と一緒に行きましょう。

道具
最初は、誰でももっている松葉杖と運動靴とリュックサックさへあればOK。
続けられそうなら、軽量トレッキングシューズ等々・・・・険しい山に行くには必要なものが出てきます。

富士山チャレンジ
レポートはこちら

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自転車にも乗れる

[2006/04/20][2011/9/11改訂][2014/05/04改訂]
まずはビデオをご覧ください 

少なくとも私の場合、特別な訓練をしなくても、自転車の改造をせずとも自転車に乗ることが出来ました。気分最高。
どうしても義足側の力が無いので、上り坂はきついものがありますが平地ならば簡単です。
バランスを崩したときに、義足側で支える事はちょっと怖いので、最初はイスの高さが低いママチャリで練習しましょう。
転んでも平気な若者はどんな自転車だって良いでしょう。そんな難しくは無いから。

こんな時は困る
  1. ソケットの種類によってはソケットがサドルに当たってうまく乗れない人がいるとか。
  2. ソケットのエア漏れがひどいとつらい。しょっちゅう自転車を降りて、空気を抜く必要が出てくる。そのまま乗っていると・・・義足が落ちる。
  3. イールディング機能がある膝など、義足によっては調整が必要な場合もあるので、うまく乗れない場合は装具士さんに聞きましょう。
部品について
特に改造しなくても乗れます。
健常者と同じで、ペダルをより効率的に回す場合は、ペダルにクリップを付けるか、専用シューズを購入しても良いでしょう。私はペダルにクリップを付けてますが、健側の方だけで、義足側には付けてません。

ちなみに、テレビで見ました、すごい人。マウンテンバイクに乗って、片足だけで(義足を外して)、山道を登っている多分アメリカ人の映像を見ました。鍛えればなんでも出来るものですね。

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走るってこと

[2008.12.26追記・・2010.07.03見直し]
Q.走れますか? A.走れます。  断定しておこう。

方法: @日常生活用義足で走る A競技用義足で走る
必要なこと: ◎どこかで習う(推奨) ◎「映写室」の動画でイメージを作る 

@日常生活用義足で走る
「お試し程度に走ってみる・・ぐらいなら」
早歩きができるぐらいの中活動者以上の膝パーツがあれば練習はできると思います。
足部はどんな物でも良さそう。
ただし、走ることは、義足に負担をかけるので、壊れる可能性が有ります。
日常生活用の足部では着地した時の衝撃が強く、また、義足側で跳ねる(蹴る)事ができない点が残念なところ。
(膝に関してちょっと専門的に書くと)
早く歩く、または走るためには、膝が伸びる時、膝が曲がる時のそれぞれの抵抗を調整する必要があります。低活動者向けの膝では、調整に限界があるので早歩きや走ることができません。

「日常義足で本気で走るには」
認可されていて、日常生活もできる、比較的丈夫な膝と足部を揃える。
膝は?(あくまで参考)
 お友達の団体で競技をしている人に多いのは
 ■3R80+ ロータリー油圧膝継手
 ■3R95 / 3R95=1 油圧単軸膝継手
 いずれも日常生活でも使えます。つまり認可品。
 「油圧の短軸」がキーワード。
 これでも↓、走れるそうです。
 ■3R106 四節リンク空圧膝継手
 オットーボックさんの宣伝をしている訳ではないつもり。メイドインジャパンで無いかな??
足部は?
いろいろあるので、装具士さんに相談しましょう。
私の第4号義足のバリーフレックスぐらいが用意出来れば理想みたいですが、これでも着地した時、結構衝撃があります。

A競技用義足で走る
下の方にある写真のような足部があると、「走った」という気になれます。
さすがにこれで生活しているという話は聞いたことがありません。靴履けないし。

いずれにせよ、義足と体に負担が掛かるので無理は禁物。

さて、どこで習う?
教科書的には、地元の障害者団体に電話。・・私の地元には無い。
義足メーカー主催のイベントに参加。・・下記参照。
関東に住んでいればヘルスエンジェルスさんにお世話になる。(夢人島さんのページ公式ページ。)

以下、じゃみーの経験談
========================
その1 啓愛義肢さん主催のランニングクリニック(2000年頃の話)
*啓愛義肢さん
*ランニングクリニック
*いただいたテキスト(トレーニング方法、pdfファイル,1.2MB)・・著作権上問題ありましたらご連絡を。

講義とトレーニングを受けて、10mぐらいを何回か走ることができました。普通の人のジョギング程度でしょうけど。ちょっとしたコツが必要。教わるまでは走れなかった。

身体が走ることを忘れてしまっているので、とても妙な感じでしたが、クリニックはとても楽しいものでした。啓愛義肢さんに感謝。

本格的に続けるなら、しっかり適合したソケットが必要。頻繁に装具士さんにチェックして貰えるような特別な環境ができれば欲しいところです。せっかくスピードが乗ってきても義足がブレ始めてしまい、転びそうになる。ホイールバランスが狂ったタイヤで高速走行したときのようなもの。

それを固定するバンドも必須かも。アメリカではこのバンドは日常的にも使われているとのこと。商品名「TES BELT」(少なくとも啓愛さんなら売ってます。)でも装具士さんなら皮で自作できるそうです。TES BELT はスキューバーダイビングスーツ?の生地で作っているため、長持ちしないみたい。私自身1年ぐらい使っていましたが、夏は暑いし、いつのまにか使用終了。

走ることの問題点として、義足への負担が上げられます。偶然かもしれませんが、クリニック参加後、しばらくして足部が折れたり、インテリジェント義足に異常音が発生したりと修理が発生。各パーツメーカーがどこまでの過酷条件試験をしているかは不明です。

その2 ついに競技用の義足(2006年頃の話)

思わぬ展開で、競技に参加している人の義足を借りる事ができました。足部が板バネみたいなやつです。最初は怖かったけれど、20分程度の練習で走れるようになりました。義足の足で跳ねる事ができるような感覚です。着地の時の衝撃もありません。こりゃ気持ち良い。

しかし、おかげで、普通の義足で走る事がとてもつまらなく感じ始めてしまいました。着地の時の衝撃が違いすぎる。
競技用の義足の写真はこれ↓右が大腿切断者用。見るからにクッション良さそうでしょ。※膝はオットーボック3R55(発売中止).


画像をクリックすると拡大画像を表示します

その3 あれっ? 走れるぞ(2006年頃の話)

その2の経験もあり、普通の義足では、走っても不快だと思っていましたが、その後もなんとなく練習しているうちに、またまたコツをつかんでしまい、インテリジェント膝と 1M1 足部で100mを完走しました。

普通の人が見たら亀のようでしょうが、初の記録は100mが42秒でした。インテリが壊れるといけないので、2回のチャレンジで止めておきましたが、まぁまぁ良い気分で走れました。


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車の運転 (右大腿切断の場合)

車の運転は簡単にできるようになります。
試験場で一応、簡単なテストを受けさせられます。

一般的にはアクセルの改造等を薦められますが、長短ありまして、改造しないで乗っている人もいます。
そう、改造しなくても乗れてしまいます。免許の条件にもなっていません。
家族と共用する場合、取り外しが面倒なので普段は外しています。
長距離運転の場合に使っています。

新車購入時に改造する場合は車体価格の消費税まで免税になるので、改造費の負担が軽減されます。
なお、ペダルやブレーキ改造はオーダーメイドに近い所があり、設置するときはメーカーさんも試行錯誤するときが有りますので、「どうも重い、操作しづらい・・」など、気になることがあったら遠慮せずに言わないといけません。
(2008年改訂)

1)左アクセル改造
アクセルペダルを改造し、左足で運転となりますが、あっという間に慣れます。
退院後、初めて自分でドライブできたときの開放感と言ったら、なんと表現すれば良いのやら。自立への第一歩。

改造は専門の業者、又は、メーカーでやってくれます。

私の例を挙げますと

マツダMPV(96年式)の場合、マツダにはメーカー純正のペダルが無いためディーラーがニッシン自動車工業さんという専門の会社に改造を依頼し、納車時には改造された状態で受け取ることが出来ました。
ディーラーの工場に出張してくれるみたいです。私の場合、200km以上も離れたところまで来てくれました。特殊な車、例えば外車の場合は、埼玉の工場まで車を持ち込まなくてはいけません。
価格は7〜8万円だったと記憶しています(泣)。

↓これが左足アクセルというやつです

写真1 写真2 ↓畳んだ状態
マットの下に収納されます。
左足アクセル 左足アクセル

つまり健常者との共用が可能。
フロアマットを切ることと床に穴を空けてしまう点が「泣」!!。

次に、軽自動車 ホンダ ライフの場合、さすが天下のHONDA!、純正のペダルがあります。
しかし、これがイマイチの出来映え。軽自動車用はいい加減なのか??
いずれにせよ、これも納車時にはすでに付いていました。

純正のペダル

これは、畳めません。中央のボルトを緩めて、ストッパーを操作すると左アクセルで操作できるようになります(うまく表現できません)。
先端がなぜ手前に反っているのか理解不能。


節税!
新車購入時に左アクセルなどの改造を実施した後に納車すると、車体価格そのものの消費税が免除されます。
ディーラーさんも知らないことがあるので注意!300万円の5%15万円の節税。改造費用がカバーできます。


2)フットブレーキ改造(手動駐車ブレーキ)
駐車用ブレーキが、ミニバンなどは、フットブレーキだったりしますが、左アクセルを装着する場合、フットブレーキが邪魔になるため、手動の駐車ブレーキに改造します。
標準のフットブレーキは切ってしまうので、かなり悲しいものがあります。(泣)
左アクセルと異なり、手動ブレーキの長さや角度が車によって異なるので、特に、新型車や外車などの場合はほぼオーダーメイドになりますので、できれば、改造してくれる業者の工場に行って、ベストな位置になるようとことん話し合って調整してもらうことをお勧めします。

フットブレーキ改造と左アクセル改造
マツダビアンテの場合(2008年)

写真@全景 (手動駐車ブレーキ 非作動状態)


写真@のように、フットブレーキの位置に左アクセルが来るので、フットブレーキを切断しています。
そして、手動式の、なんとも貧相な手動ブレーキを装着します。
手動ブレーキを10cm程押し下げて作動状態となります。写真A参照。

写真A 手動ブレーキを押し下げた状態


困ったのはこの手動ブレーキの設置。
ビアンテが新型車だったこともあり、一度、作り直してもらっています。
最初は、見栄えを重視してくれたらしく、短いレバーで納品されまたしたが、作動させるのにとても力が必要で、かつ、かなり低い位置での操作となり、腰を悪くしそうだったため、写真のように長くしてもらいました。これでずいぶんと楽になりました。義足を付けていると前にかがむことがとても大変なのです。

工場が200kmも離れた都会にあるので、微調整ができません。ここが最大の問題。
現状でも問題があるため、機会を見て、メーカーの工場まで行こうと思っています。購入後1年間はどれだけ離れていても、技術者が来てくれますが、工具がないので、曲げたりすることができないという訳です。

長くして楽になったのは良いのですが、当初私が予想したとおり、運転中に足にあたるし、せっかくのウォークスルーなのに、レバーが邪魔になるため、先端を思い切り曲げてもらう予定です。(2008年12月時点)

ちなみに今回のメーカーさんの左アクセルは写真Bのように簡単に取り外しができる設計になっています。

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スキーも出来ます

滑走シーンがこちら (2009年2月)

[2009/02追記]
2009年時点の滑り方
装備としては、アウトリガー、ブーツ(片足だけ)、スキーパンツは登山用のサイドファスナー付きパンツ。スキー板は片方だけレンタル(割高だけど車に積めない)。
義足は外して滑ります。つまり片足。
レンタルした板を一度ゲレンデに持っていき、戻ってきて、リフト券を購入し、フロアのイスで義足を外して、アウトリガーを杖にしてゲレンデに出てスキー装着。
義足は、レンタルショップに預けるか、ロッカーに入れるか、車に入れる(この場合家族の世話になる)。
昼食、休憩の時はがんばってアウトリガーを使ってレストハウスに戻る。流石に食事は自分では持って来れない。家族に助けてもらう。
試したスキー場、箕輪、猪苗代中央、猪苗代ミネロ、猫魔。

その後の情報によると大腿切断者のスキーの主な方法は
@アウトリガー+片足(解放感 大)
A義足を付けたまま、健側だけスキー装着、アウトリガー無し(猪苗代で目撃)
B義足を付けたまま、両足にスキー装着(薦める人もいるけど・・?)
こんな感じ。
ひきつづき、専門家のレッスン受講を激しく推奨。(私未受講なんだけど)

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[2003/03]

これも体験談を紹介します。実質的に、まだ2シーズンの経験で、かつ専門家に習ったわけで無いので、独学的情報となります。

言いたい事は
大腿切断者でもスキーは出来ますか?   YES!
滑るには滑れても、楽しめますか?  YES!!!

寒い冬に、わざわざ寒い所に行かなくても良いですけど、
・ 切断前にスキーをしていて、またやってみたい人
・ 私のように子供たちとの思い出作りに行ってみたいと思う人
いざゲレンデへ!!

でも、自分では実行してませんが、まずはどこかのスキー連盟に電話して、障害者スキースクールできちんと習ったほうが良いと思います。習うと言うのは、滑り方というより、どういう装備が良いかとか、どのスキー場がお薦めかなどを教えてもらえば、私のように悲惨な思いをしなくて済むかも.

とりあえず、2シーズンの経験です。2年目になると考え方も変わってきましたが、2年、それぞれ記録を掲載します.

切断後始めてのスキー 2002年3月、4月 感動的だったけど、無理して悲惨なところもあり
義足を付けたまま両足でスキー
参考程度にご覧あれ
切断後2年目のスキー 2003年2月、3月 インターネット情報を生かしてレベルアップ、本当に滑ったと実感
アウトリガー購入で片足で滑る

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泳ぐ (ちょっと無謀な冒険も)

[2005/08]
海でも、プールでも、十分に泳いだ気にはなれますね。
足が短くなってるため、浮力にアンバランスが生じるので、なんか変だけど、切断者でも出来る貴重な有酸素運動の一つです。

プール
温泉に行く場合のノウハウと同じですね。
・イスを探して座って着替える。
・義足をどこかに置く(ロッカーの中、上、壁に立てかける)
・松葉杖でプールへ向かう
・泳げ!

海水浴
海水浴は楽しい。少し、誰かの助けを借りた方が良さそう。

以下、お勧めできない冒険記録。

水浴に行ってみました。

我が家から海水浴場まで10分という恵まれた条件であります。但し、透明度の低い冷たい海。
今回は、今は使っていない仮義足を装着し、そのまま海に飛び込む作戦にトライ。
自宅で海パン を履き、義足(多分3R15)を装着、踵のあるサンダルを履いて、車 に乗車。海水浴場駐車場到着。荷物は子供に持たせた。本人は、砂の上は歩きにくいので松葉杖を使って海辺に向かう。

ビーチ到着、パラソル 、敷物など、お決まりのグッズをセッティング後、いよいよ海へ。義足は付けたまま。それからサンダルも履いたまま波に向かう。

おおっ!波の力とはこんなに強いのか!膝ぐらいの深さのところで、もう転倒。しかし、楽しい、海だ。膝のロック機能が無いので、水の中で膝をコントロールするのが難しい。そこで、犬掻き作戦 で、沖へ。あ!足が浮いてる!なんとサンダルが浮き代わりとなり、沈むと思っていた義足が逆に浮いていた。泳げるではないか!

背泳ぎなんかしていい気になっていたら、ずいぶん深いところまで行ってしまい、あぶないあぶない。

波打ち際は、立ってられないので、おしりすりすりで、上陸。あー気持ち良かった。誰の助けも借りず、海に入り、戻ってこれるという点が快感。義足無しだと波打ち際まで杖を使い、家族に杖をビーチパラソルのところまで持ちかえってもらう必要がある。

・・・・ さて、帰宅。行きと同じ格好で、乗車。自宅 到着。玄関前で、砂を洗い落として、自宅内に入る。風呂に入って、あーさっぱり。

体がさっぱりしたところで、義足の手入れ。水で洗い流した後、一部分解して、CRC−556を掛けてみた。
詳しく書かないが、3R15のパイプと稼動部分に砂が入り、機能しなくなっていた。

以上、義足装着のままの海水浴体験記でした。

やっぱり、水泳用義足があるのが理想ですね。水泳用義足が無い場合は、やはり義足を取って泳いだほうが無難。次回はそうしよう。

上述は、個人の責任において勝手にやったことで、3R15が海水浴に適しているなど当然メーカーは保証していませんので、危ないから真似しないでください。

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温泉にもいけます

[2008/11]

最大のハードルは自分自身。周囲の視線を気にするかどうか。

ぼくはどのようにして温泉に入っているか。

1)義足を付けたまま脱衣所に行く場合
浴場にできるだけ近く、イスに近い、あまり邪魔にならないロッカーまたは脱衣かごを探す。
そしたら服を脱ぐ。義足を取る。ロッカー、かごが大きければ義足も中に入れる。大きくなければ、盗まれるリスクを心配しながら、その辺に立てかけて、いざ、大浴場へ。
タオルで前を隠しながら、ケンケンで入る。ここは自己責任。転ばないように。
言うまでもなく、アルカリ性温泉などヌルヌルすべり易い温泉では要注意。
それなりにつかまる所はあるものだ。できるだけ短い長さで、垂直に飛ぶ。
かけ湯をするか、体を洗ってから、お湯につかる。
「あー、イイ湯だー」
もうここまで来れば温泉を克服したも同然。タオルをお湯に入れるなよ!
※ケンケンさえできれば、屋外の露天風呂にも行ける。
さて出るとするか。
洗い場やシャワーでお湯をかけたら、手持ちのタオルで、イスに座ったままか、立ったまま体を拭く。
ある程度拭いたら、脱衣所に戻る。
なんとかしてイスをゲットする。
後は自宅でやっている通りに服を着て、義足を装着すれば完了。
汗をかいているので、布が抜けないことがあり、のんびりやらないと、余計汗をかいて装着できなくなるので、焦る気持ちを抑える、あわてないあわてない。
正直、義足をつけてしまわないと落ち着かない。

転ばないようにするには!
@松葉杖を持ち込む
松葉杖でも滑るので要注意だが、ケンケンよりかは安全。
しかし、前を隠せない!体を洗うとき、お湯に入っているときに杖を置く適当な場所が見つけにくい時があるので、ぼくはケンケンする。
A入浴専用の車いすを借りよう
それなりのホテルだったり、あらかじめ調べていけば、入浴用の車イスを使えます。やっぱりこれだね。
けど、ぼくは今のところ借りたこと無し。


2)宿泊して部屋から義足無しで大浴場に行く場合
宿泊している場合は、義足をはずして、浴衣に着替え、部屋から松葉杖をついて大浴場に行くことをお勧めする。
浴衣を着ていると足が目立たない!部屋からエレベータに乗っても、廊下を移動していても、意外と目立たない、気にならない。脱衣が楽!開放感有り!


入浴シーンを動画で紹介できないことが残念。

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カプセルホテルに挑戦

[2006年11月記載]

なんつっても破格のお値段(4000円前後)。行ってきました。

1)予約

トイレに近い下段のカプセルを予約。これで良かったのだろうか・・。

2)チェックイン

カプセルホテルに挑戦

今回は外で夕食を済ませて突入。
3階から7階がカプセルホテル関係の施設。受付の6階に行く。
まずは靴を脱いで、ロッカーに入れる。
鍵を持って受付へ。靴の鍵を渡してチェックイン。

※ カプセルホテルは基本的に一度入ったら朝まで出ないみたい。
ここで、プールのロッカーの鍵のような鍵を受け取る。
また、貴重品はここに預ける。しかし、ホテルも信用できないので、今回は預けなかった。
※ 本来は財布もここに預ける。小銭だけ。食事や自販機はすべて鍵についているバーコードで支払えてしまう。流石メジャーなカプセルホテル。
スリッパがない。好都合。靴下のまま、5階のカプセルフロアに向かう。
※ 3階〜7階は専用エレベータで浴衣のまま動ける。
カプセルと更衣室が同じフロアにある。しかも更衣室というか廊下にロッカーが有り、そこで着替える。写真をそーっと撮りました。男性専用だから気にしない気にしない。
ロッカーを開けると最近のホテルにありがちな作務衣のような浴衣がある。着替えた。すぐ横が喫煙所。みんなさぞびっくりしたことでしょう。義足のホームカバーはスネのところだけで、膝が機械むき出しですから。

3)カプセル

意外と広い。座って本を読んだり、書き物が出来る。
テレビ、ラジオ、目覚まし。何でもある! フロア全体が温めてあるので、暖かい。
入り口はロールカーテンみたいなもの。うまい仕掛けになっていて、外からは簡単には開けられない。
とりあえず、そのまま入り、しばらくくつろぐ。義足を取ると何も出来なくなるので。

4)風呂

もう後は寝るだけとなってから、風呂に向かう。
あまり薦められないが、この時だけ、ロッカーに財布を入れた。カードは財布から出してバッグの底へ。
義足装着のまま、7階の大浴場へ。
おっと、洗面台と脱衣所の間に階段あり、しかも脱衣所にイスが無い!・・・・ま、いっか。
脱衣所で、義足を取る。
おっと、義足を置くところが無い!・・・・・ま、いっか。
脱衣棚の上にポンと置いた。目の高さに足が! イスが無くてもなんとかなるものですね。タオルを一本もって浴場へ。もちろん、ケンケン。
うおーっ!! 都会の真ん中で温泉気分。かなりの塩素臭だが、逆に清潔感があって安心。何でもある。カミソリ、歯ブラシ、ゴシゴシタオル、しゃんぷー、リンス、ボディソープ。
体を洗って、湯船に浸かり、シャワーを浴びて、片足で立ったまま体を拭いて、脱衣所に戻る。
あー良かった。義足は無事。イスが無くてもパンツもはけて、義足も装着し、洗面所で、化粧水、ヘアトニック、・・これまた色々有る。
カプセルに帰還。事前に買っておいた水を飲む。フー。
義足を取って、しばらくくつろいでから、就寝。
トイレまでは7mぐらいなので、ケンケンで余裕。

5)起床

えーと、えーと、順番を考える。
まず、カプセルの前で義足を装着。
ロッカーまで歩いて、スーツのズボンだけ履いて、洗面所へ。歯磨き・・・・。
終わったら、スーツに着替え戦闘態勢。着替えた後、カプセル内の片づけなど、なんだかバタバタした。

6)朝食

試しに、ホテルの朝食を食べてみた。支払いは鍵のバーコードでできる。イスが全部巨大なテレビの方を向いていて、のんびりと食べられる。味はまぁまぁ。会議まで時間があったので、ぎりぎりまで、ここに滞在。
普通はここまで浴衣で来る。次回はそうしよう。

7)チェックアウト

朝食代を払って、靴の鍵を受け取りさようなら〜。

8)義足とは関係ないが

カプセルホテルというところは、外で飲んで後は寝るだけにしてから、チェックインするものですね。11時頃にロッカーを閉める音やカプセル上段に飛び込む音のすごいのなんのって。今回たまたまデジタルオーディオプレーヤーに落語を録音してきたので、気にせず眠ることができました。
また、目覚まし不要。最初の人は5:55am。次から次にアラームが鳴り響く。ロッカーもバタバタ。気にせずぺちゃくちゃしゃべる大馬鹿者もいるし。お陰で、苦労せずに目覚めることができた。

9)他のカプセル

近くにあった古いカプセルを事情を話して見学させてもらった。
基本的に上のホテルと同様。ここは更衣室とカプセルが離れている。
感心したのは、どちらも、ホテル従業員の応対がすばらしい。
また、やばそうな人はいなかった。

結論:大腿義足利用者もカプセルホテルに泊まれる  久々の冒険であった。


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スポーツ

[2010/08/22]
アウトドアで遊ぼう! スポーツしよう! といった活動をされている皆さんをご紹介。

   アウトドア全般。遊びの達人の皆さんに出会えます。
   運動したかったらトラさんに相談しよう。(本名書いてあるけど)
   アメリカの障害者スポーツ団体。
障害者だってハイキングやサイクリングやスイミングが出来る。外に出て健康的な生活が出来るんだ。


目指すところは、障がい者とか健常者とか、そんな分け隔て無くスポーツが楽しめるような世の中になる事なんです。いまのところは専門の団体のお世話になって、仲間といっしょにスポーツを楽しみましょう。

加齢と共に、基礎代謝が低くなり、体重維持が難しくなったり、体調が悪くなったりするので、義足利用者も楽しく体を動かす事が必要、と感じ始めています。

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