スキー体験記

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初めての年 2002年3月、4月

滑った!! 本当は義足を取ったほうが良いけれど、主役は子供なので、すぐに動けるように義足をつけたままのスキー。それなりに滑れることが分かった。

切断以前にかなり滑れる方だったことが大きいが、2回リフトに乗って滑り終えた時点で、手応えアリ。一人感動していた。4本目からは、平坦なファミリーゲレンデならばほぼ自由にターンができるようにまで上達。 かっこわるいだろうけど、まさか義足だとはだれも思わないだろう。

たった2日間の経験からのレポート

義足でスキーの問題点
  1. 義足側でターンはやはり困難。事実上健足でターン。
  2. ブーツがはけない。後ろがガバッと開くタイプのブーツが無いとだめ。入らない。親切なレンタルスキー屋さんは左右違うサイズのブーツを貸してくれた。買うとしたら2足必要。1.5cm大きめでないと入らなかった。
  3. 転んだら立てない。最初は悲惨。コツをつかむまで、奥様に手伝ってもらう。でもこれも回数を重ねるうちになんとかなった。片足なら簡単に立てるのに。
所感

切断者の為のスキー教室を企画しているメーカーさんに電話でアドバイスを聞いたところ、その教室でも片足でのスキーを教えているとのこと。 私も片足の方が爽快なような気がした。

でも片足スキーの問題は、「誰かに手伝ってもらわないと始められない」ってこと。 ゲレンデまで、スキーとブーツとストックを担いでケンケンしてはいけない。 子供がまだ小さいので自分の事より、子供の面倒が優先する間は義足スキーとなるかな。 ビデオ撮影が最優先。

また、専門用語を忘れたが、小さなスキーが先に付いた特別なストックがあると便利かも。パラリンピックで見たでしょう、みなさん。 でもどこで買えるのかな? 調べていません。

そもそも雪道を歩くことが不安。駐車場からゲレンデまで。不安が故に、シーズンの最後まで待って行きました。圧雪の道を歩いてゲレンデ脇のレンタル屋さんまで行けるのか? 未体験ゾーン。 来期は挑戦するとするか。

ボーナスをすべてスキーに使っていた頃の感動が、また少し味わえ、良い汗を流すことができた。

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