1.じゃみーの場合
切断した部分に電気が走るようなひどい痛みがでる場合があります。
歩きすぎ、使いすぎ、そんな分かりやすい理由がない状態で、突然痛みが発生し、長時間続くような状態を幻肢痛と言うようです。
無理した場合に発生する単なる断端の痛みの断端痛とは異なるものだと思います。
しかし、線引きは難しく、実際は幻肢痛と断端痛が混在して発生しているという話もあります。
私は日常的には幻肢痛は無いと言ってもよい状態です。言われてみれば、いつもピリピリ微弱な電流が流れているような感じはありますが、痛みではありません。
ひどい幻肢痛で悩む人は、断続的に強い電流を流したような痛みが走り、それはずっと続きます。耐え難いので薬を飲んで痛みを緩和します。
残念ながら、治療法は確立されてないようですが、成功例が紹介されています。
日頃、幻肢痛が無い私ですが、風邪を引いたとき、無茶をしたとき、そして希に原因不明で、断端痛が発生します。24時間、48時間、断続的に断端が痙攣し、夜も眠れないときがあります。
ちなみに・・・・
入院中に体得した私の解消法。断端をさする。・・・みなさん、足が無くなったと言ってませんか。無くなったのではなく短くなっただけ。そう思ってあげないと、残った部分がひがむ気がする。
痛みや痙攣が始まったらさすってあげよう。するとおさまることがある。
断端に発生する痛みや痙攣をすべて幻肢痛と言っているところがあるみたいです。
テレビドラマで「幻肢痛」をなんだか超自然的なもののように表現していることがあるけど、ちょっと前まで指の先までつながっていた神経が途中まで残っているのだから、まだ足先まで残っているように感じるのはあたりまえでしょ〜。マスコミの扱い方がどうも好きになれません。
2.海外のサイトから
幻肢痛に関する情報が海外のサイトにありました.以下に要約。
そのサイトの情報はこちらをご覧あれ。
Phantom Sensation and Pain (幻肢痛)
切断者から寄せられた経験談が書かれていました。断端の血液の流れと気持ちの問題が原因と考える説があるようです。 |
3.お薬
あくまで医師に処方してもらうことが原則も。50歳過ぎていつからかロキソニンが効かなくなってペインクリニックに相談した結果、
てんかんの薬がそこそこ効いたので使ってます。リボトリール。痛みが出た時だけ飲んでます。医師としては毎日飲んで予防させたいようですが、毎日飲み続けるなんて無理。
海外の切断者SNSでもてんかん薬を使っているという事例あり。
あくまで一つの例。2022/7/18現在
4.海外の情報 ラマチャンドランさんのミラーボックス
『脳のなかの幽霊』 [原書名:Phantoms In The Brain]
V.S. ラマチャンドラン [著], サンドラ・ブレイクスリー [著], 山下篤子 [訳] (角川書店 1999年)より
2004年12月12日14:00放映の、テレビ朝日「大発見!だまされる脳 一枚の鏡で奇跡の回復 養老孟司の脳科学SP」というテレビ番組で知りました。
その1で書いたように、幻肢痛原因には、血行などような物理的理由と、精神的理由があるようですが、後者の場合での解決方法。
本では、幻肢に限らず、脳の問題について広くかかれていると思いますが、幻肢の部分だけ、番組の内容をピックアップしますと・・・。
切断直前に痛い思いをしたトラウマみたいなものが残っているために幻肢に悩む人がいます。そんな人は、「鏡」を使った方法で、切断部分が残っているような錯覚を脳に起こさせ、さらに、とても良い感覚を送り込んでやることで、幻肢から解放されるというもの。消えなくても、和らげる方法が身につくようです。
「鏡の使い方??」。ミラーボックスといわれる簡単な箱を作り、鏡に残っている「手や足」を写し出し、鏡に映った手や足を見ることであたかも、切断した手足が残っているような錯覚を起こしてやるのです。
5. シュリンカーソックス (shrinker sock)
切断後の断端の形成のためには靴下みたいなものが発売されてます幻肢痛に効果があると↓ここに
http://www.waramps.ca/nac/health/phantom.html (リンク先変更で見つからず)
Bandaging and shrinker socks apply even pressure to the residual limb which
may help to reduce or alleviate phantom limb pain.