私の義足一覧

目次に戻る

第7号 2019年完成   (2019/9/15記録)

separator

1. 全体

部位 パーツ名 メーカー 解説
ソケット IRCソケットにアイスロスX5(トランスファモデル)  
膝部 Ginium ジニウム オットーボック社
足部 トライアス オットーボック社
ターンテーブル 従来型 オットーボック社
外装 基本なし。
膝下用にジニウムのカバーと足首のカバーも前回同様購入。
 


今回特にコンセプトなし。
昨年作ってもらったソケットが、断端が痩せた為に早くも合わなくなり、またC-Leg3が3年の耐用年数に達してしまったので、すべてを新規製作することとなった。
今回は比較的自宅に近い街に新しい義肢製作所ができたので、そこにお願いすることとなった。

総重量約3.8kg。(前のより重い)

▲ 上に戻る

separator

1. ソケット:IRC + アイスロス(内部にシリコンライナーを履く)


特に希望がなく、基本的には装具士さんが得意とする形で製作。
IRCソケット。
昔からどうしてもソケットが外側に倒れるため、アラインメントがX脚みたいになっていたことの解決策として、座骨を内側から押すような形状とすることとなり、対角線で断端を支持することで外側に倒れなくなった。
しかし、座骨を押す違和感がある。
違和感なら良いが、不安定で痛みがあるときがある。1か月後に座骨があたるところににスポンジを貼ることで痛み解消(見た目悪い)。

▲ 上に戻る

separator

2. 膝継手 Giniumジニウム

C-Legのさらなる上位機種が認可されたのでこれにする。
本当は年齢的にも3R60のようなシンプルな膝にしようかと思ったが、膝折れなどの安全面を考慮するとGiniumはおすすめということで、選択。

コンピューター制御、イールディング機能付き。
C-Leg3との主な相違点は、
重さ 1132gから1395gに増量。
充電後3〜5日もつようになった。充電器は磁石のように端子を張り付けるだけ。とてもスマート。
膝のモード変更はスマホでできるように。一方でスマホがないとできない。膝のモードには、中腰(複数の角度が選べる)、自転車モード(ぶらぶら)、バイクモード(膝を伸ばしたところで強い力がかかると曲がらなくなる)、完全にまっすぐ(腕立て伏せで活躍)、などがあって自分で選べる。
階段の交互上りができる機能あり。これは1回ならできるけど連続するとなると断端を鍛えて筋力をつける必要あり。

▲ 上に戻る

separator

3. 足部:トライアス



オットーボック社のトライアス。前回同様、というかかなり長いこと、軽さとシンプルさでこれ。
バネの強さが体重に合わせて3段階あり、。前回1段階を選んだのに、すっかり忘れて2段階を買ってしまい固すぎてちょっとつらめ。・・・だったけれど慣れた。

▲ 上に戻る

separator

4. ターンテーブル


ターンテーブルに対してはこだわり無し。確実に作動するなら、どこのメーカーでも良いが、無難に大手メーカー製とする。

▲ 上に戻る

separator

5. 外装 フォームカバー

いわゆる外装は製作してない。
純正のカバーとアンクルカバーを付けてもらっただけ。

▲ 上に戻る

separator

6. 充電

せいぜい二日しか持たなかったC-leg3と違い、5日ぐらいは充電なしで行けるらしい。膝下を逆さにすると音で充電量を教えてくれる機能あり。
服の上から充電パットを貼り付けるだけ充電できる。これはかっこいい。

▲ 上に戻る

separator

7. ジニウムインプレッション

約300万円の膝継手。ハイブリッドニー、C-Leg3ときて、さてどれぐらい劇的に違うのか!!!残念ながら感動的な違いはないといったところ。
メーカーの解説にもあるように、より安全に歩けることがポイント。
感動的な実感はないが、それぐらい自然に安全に歩けるところがどうも重要らしい。実際そうだけど。
詳しくはメーカーのホームページへ!

設定・調整
メーカーさんが持っているパソコンから膝のコンピュータの設定を変更するのが基本だけど、モード変更やイールディングの強弱はスマホからできるようになった。
C-Leg3の時もそうだったけれど、設定を変えることはほとんどなかったかな。それだけ膝継手が優秀なのではないか。

走る
C-Leg3と違って走れるらしいが、普通の足部では着地時のショックが大きいことは変わらないので快適には走れないと思っている。
訓練が必要なのかもしれないが、1か月ぐらいたったところでは、走れてない。ジャイロセンサーが上手く作動せず、膝が曲がらない時があって怖い。

モード変更
自分は、基本モード、自転車、バイク、軽く曲げたところで固定する、中腰、まっすく固定、以上のモードを使っている。他にも選べる。
バイクモードはかなり車高の低いバイクでないと役に立たない。

階段下り
特にC-Legと変わらない。

階段上り
交互上りができる画期的な機能。一度踵を後ろに蹴り上げる動作によって膝が曲がった状態で固定されるので、一つ上の段に足を乗せられたり、何かをまたぐことができる。
それほど難しくなくその動作はできるが、なかなか快適に上れるというものではない。

山登り
踵が着地する時に本物の足のように膝が完全に伸び切る手前で止まる機能がある。それ自体の効果は今一歩実感できないが、山登りではちょっと邪魔。義足側が毎回1cmぐらい滑るような状態が発生してとても疲れる。
ジニウムで磐梯山に登ってきたけれど異常は発生しなかった。

▲ 上に戻る

separator

▲ 上に戻る

ホームページに戻る

(C) Copyright じゃみーの大腿義足情報 2008 All rights reserved. Since 2003/1/31