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ソケット 新技術 (Socket)
(2017/8/11時点での情報)
まず4種類のソケットのご紹介
NU-FlexSIV ソケット
https://www.youtube.com/embed/1y8gfOg1WUU 日本でも講習会開催。日本上陸。なぜこんなに浅くて良いのかまるで分からないけれど私のように恥骨のあたりに苦労する人には朗報かも。
ソケットレスソケット
https://www.martinbionics.com/socket-less-socket-transfemoral/ 理屈では理想的なソケット。自由にサイズを変えられる。いつ上陸するのか?! 大手パーツメーカーとの力関係なんてものが生じないことを祈る。
以下 TNさんより 2017/08/03 (Thu) 13:34:47
インフィニットソケット
https://www.liminnovations.com/products/infinite-socket/ ソケットレス・ソケットと雰囲気は似ていますね。同じくボリューム変化に対応できます。
Hi-Fiソケット
https://www.infinitetech.org/hifi-socket-design/ 軟部組織を隙間から逃がし、ソケット壁をできるかぎり骨に肉迫させて、力の伝達効率を上げています。
NU-FlexSIV ソケットについて
まーちゃんさんからのご投稿を記録
2017/07/05 (Wed) 22:02:13
あらためて、数回に分けて書いていこうと思います。
私とこのNU-FlexSIVソケットの出会いは、お世話になっている義肢装具士育成校の先生から新しいソケットを紹介をいただきました。
2016年の11月にS先生(PO)に製作していただき、現在も引き続きソケット臨床者モデルとして協力をさせていただいてます。
製作するに当たっては、実技セミナー(講習会開催)前なので、テファニア・ファトネ女史さん等からS先生への情報提供は最低限のみしかしていただけただけで、情報が少ない中でのソケット製作〜臨床(試行錯誤しながら)を行っています。
今回の臨床用ソケットの素材についてはテルモリン リジッド(透明なプラスチック素材)で製作しました。 (この素材を使った理由は、修正等が容易である、装着の状態がわかりやすいなどの理由)
実際のソケットの写真を掲載します。

2017/07/06 (Thu) 22:19:43
ここからは、私の体験・体感談です・・・
ソケットの形状については、写真の通り一見湯飲みを大きくした形状です。 NU-FlexSIVソケットの特徴としては、従来のソケットにある座骨・骨ML・AP等の押さえ(壁みたいな)バランス関係で支持されていません。 (ソケットで支持されている感じ??、といったのではない・・・表現が伝えにくくてすみません)
NU-FlexSIVソケットに装着する際はライナーを使用しています。 このソケットに指定されているライナーは、現在数社あり、たしか約3〜4種類のライナーだったと思います。 (代表としては、オズ-ル社のシールイン ライナー) 私はメディー(Medie)社の4 SEAL(フォーシール)を使用してます。
日常生活での歩行・装着に関して・・・ 今のところは問題無くはいています。 1日の平均装着時間は約8時間〜14時間で、ほぼ毎日の日常生活で使用しています。 (自宅、職場や外出時にも)
FACEBOOKより
https://www.facebook.com/po.topics/posts/1029242217202210
YOUTUBEより
https://www.youtube.com/embed/1y8gfOg1WUU
2017/08/04 (Fri) 10:15:33
みなさま、お待たせしました。
やっと写真を撮る機会がありましたのでアップします。
採型用パンツを履いているので、お見苦しい所はご容赦ください。
現在も、臨床用のソケットで装着中です。
(撮影時にソケットの装着がわかりやすくしてます。骨盤はほぼ水平です)
  
2017/08/06 (Sun) 22:15:00
今までのこのソケットのメリットとデメリットについても 書かせていただきます。(現在の臨床用ソケットでの体感です)
・ まずは良かったことから・・・ 座った際、ソケットと切断部の違和感がない (四辺形のようなソケットの突き上げ感がない) 自分の筋肉を今までよりも使用して歩ける(歩く)ようになる (・・・ 私は、装着前と比べるとおしりの筋肉等がついた) M・A・Sソケットも上記の考え方みたい (・・・マルロー オズ-ル氏が言ってた) 可動域は下記記載のfacebookを見ていただけると早いのですが、
こんな感じです。 https://www.facebook.com/kmwpo/posts/323576708039163
文章にすると次の通りです。 足を交差・クロスして立つ。(ファッションモデルのような?) (切断側の脚を前や後ろにしクロスさせてたつ) 切断側の股開きについては可動範囲が最大限で開ける。 (写真では私の体が硬いのでこれくらいしかできませんが(笑)) ライナーの特性としては下記の通りです。(個人差があるが) ライナーの共通としては、汗をかきにくい、1日を通じて 断端の周型変化が少ない(私はほぼなし) このライナー(4 SEAL)の特徴として、歩行時の断端部への 衝撃が緩和(遊脚時から着地時)されている (ゴツゴツと体重をしっかりかけて歩いたり、多少のジャンプ して着地しても断端末が痛くならない)
2017/08/06 (Sun) 22:16:57
・ 続いて悪かったことや改善したいこと 従来のソケット理論から製作してしまうと、歩行した時に ぶんまわしや膝折れした際内や外に曲がるなど、見た目の歩容、 切断者自身の歩行安定感が悪くなる。 断端側の筋力が少ない方や、今まで四辺形等のソケット支持に 慣れた人がこのソケットで歩くと少し不安感があるみたい。 (座骨や骨MLなどソケットでの支持がなく、 切断側の主要な筋肉やおしりの筋肉を使って歩くようになる) 臨床用ソケット(テルモリン リジッド)で仮作製しているため、 縁(縁位部)のところで多少のライナーかぶれが出来る。 (ライナー装着の際ソケットの縁でシリコンライナーが 折り返し、その折り返し部分と皮膚がすれる) ↑ これは、本来のソケット製作すると改善する見込み ライナーなので、清潔にするために毎日洗う必要がある (前からライナーを使っているので私は気にならない) 本ソケットを製作する時は、2重ソケットの予定のため、 素材どおし(柔らかい樹脂とFRP)の接着方法に不安がある。 現在使用しているテルモリン リジッドでのソケットは、 短期間での装着方法が基本で、私のような長期間装着は想定 していないため、経年劣化等で壊れないかが心配。 (実際にソケットに数カ所ひびが入ってしまい、約3ヶ月前に 創り直しした)
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